にっこりどんぐり

ゼロイチよこはま算数教室の事。どんぐり子育ての事。

知られてないけど、大切なこと

こんにちは。ゼロイチインストラクターの坂田えりかです。

ゼロイチ算数教室の朝子先生との養成講座の中で思考回路の水路の話が出ました。

 

以下、どんぐり倶楽部の糸山先生のブログから引用します。

□どんぐり問題作者より■視考力を活用した思考力養成のためのテキスト…の意味

 この良質の算数文章問題、通称「どんぐり問題」は、これまで、幼児・児童期に成長する全ての思考力の源となる思考回路養成の壁となっていた、言葉の本質的誤解に基づく「高速・反復・多量」学習の致命的な欠点を克服し、言葉に惑わされずに思考そのものを育てるためのテキストです。

 算数の文章問題という形をとった言葉から視覚イメージを再現し、思考という視覚イメージの操作を施して、その過程を自分のオリジナルの思考回路として育てていく。これが、目で考える力・視考力を活用した思考力養成です。データに過ぎない知識、記号に過ぎない言葉、単純処理の繰り返しに過ぎない計算、これらのことを、どんなに高速に多量に処理し蓄積しても思考回路を作る事は出来ません。データと回路は全く異なるのですから、作り方が異なるのは当然です。ところが、データを蓄積すれば自然に思考回路が出来ると勘違いしている人が大勢います。それが、これまでの根本的な勘違い学習方法を浸透させ、偶然教育しか出来なくなった原因だと思います。そして、その方法は依然として尤もらしく教育界を闊歩しています。

 水路を作らなければ船は使えないのに、船ばかりを造って、その船の数や性能を喜ぶのは、本末転倒です。まずは、幼児・児童期にどこにでも行ける水路を作る。水路を作るのには、誰もが自在に使える持って生まれた視覚イメージという道具を使う。そして、十分な水路が出来たところで、自分が使いたい、あるいは使わなければならない水路に適した船を導入する。高速船か、運搬船か、トロール船かは使用環境で変える。つまり、船の導入は、幼児・児童期にすべきことではないと言う事です。必要になったら、その都度、最適な船を導入すればいいだけです。水路さえ出来ていれば、何の心配もないということです。

 

引用終わり

 

私は、どんぐり倶楽部に出会うまでは、思考回路を作るという事を意識して子育て出来てなかったと思います。

そもそも、思考回路が12歳までにしか作られないということも知りませんでした。

知識や言葉、計算が出来る事が大切だと勘違いしていました。

 

また、養成講座の前に、一人で『最初に選びたい学習方法』

という本に載っていたこの部分も読んでいたのですが、その時はさら~と読んでいたみたいで…汗

改めて養成講座で出会った時に、これが大事なんだよなぁ〜ととても納得しました。

 

思考回路を水路に、知識や言葉、計算を船に、例える糸山先生のこの言葉。

イメージしやすいですね。

あと、幼児、児童期にどこにでも行ける思考回路の水路をつくる

 

あぁ、どこにでも行ける思考回路の水路があったら、人生楽しめるだろうなぁ、素敵だなぁと思いました。

 

親子どんぐりをしている時に、つい、答えが合ってるか気になっちゃう方は、どんぐり問題をする時に、今、この子の思考回路を作ってるんだなぁ〜と思って様子を見てるのも良いかも知れませんね。