にっこりどんぐり

ゼロイチよこはま算数教室の事。どんぐり子育ての事。

子どもが見えたんだよねと言った時の話。

こんにちは。

前回、息子がひらめいた時の様子を記事に書きました。

そこで、息子が以前に『見えたんだよね〜』と言った時の事を書いておこうと思います。

 

この日は、いつも通りに夕ご飯を食べて、お風呂にも入った後に取り組みました。

確か、夫もこの日は早めに帰ってきて、家族揃っている時間だったので、どちらかと言えば、物音がしてて、そんなに静かな居間ではなかったのですが、息子は、食卓から少し離れた所でピクニック用のプラスチックの机の上にクロッキー帳を広げて、なんだか楽しそうに解いていました。

 

この時は、息子の中でサイがブームだったらしく、『サンタさんが子ども3人に…』のところで、ニコニコしながらサイの絵を描いていたと思います。

そして、『それぞれ同じ値段のお菓子を3こずつと…』の所で、「これは草入りのクッキーと、氷入りのクッキーと果物入りクッキーなんだよね。しかも氷入りクッキーは解けてるの笑」なんて言ってました。

この時は、クッキーを一つ一つ楽しそうに丁寧に書いていました。

 

そして、『そのお菓子1個の4倍の値段のする玩具を1つずつと玩具の半額の絵本を1冊買ってあげようと思っています』のところでも、また丁寧にお菓子を書いていました。

草入りクッキーと氷入りクッキーと…

そして、果物入りクッキーをまた楽しそうに描いていました。

 

そして、その後の全部の文章を絵を描いた後に、分かった〜といった感じで、計算を始めました。

何度か割り算をやり直して、クッキー1個分の値段を出して、それぞれの値段を出しました。

 

最後に正解〜。と伝えた時に、「見えたんだよね〜っ」と言っていました。

「ちょうどね、クッキーを2個ずつ2種類で描いたから、半分がクッキー2個分って見えたんだー」と、4倍の玩具と玩具の半額の絵本の絵を指して言いました。

 

私は、おおおーっと思いました。が、実際にはへぇ〜見えたんだねぇ。ちゃんと絵に描いたから見えたんだね〜。なんて話して終わったと思います。

こうして、文章を丁寧に絵図にして、見る事によって解けた経験は、息子にとって大きな経験となりました。

次のどんぐりの時には、今まで解けなかった、サブちゃんのサブレの問題が解けるようになりました。

サブちゃんの問題は、それまで2回解いて2回とも分からん帳にいっていましたが、サンタさんの問題でそれぞれを何個分で考える事に気付いたようで、正解しました。

 

教えないからこそ、自分の物になったんだと思うと、ヒントを出す事は、本当にもったいないと感じた出来事でした。

この時まで、側で見てると、なんで分からないんだろーとモヤモヤしていた事もありましたが、こんな進化を見た後は本当に何も言ってはダメなんだなぁと感じました。

それよりもどんぐりを楽しく取り組める様な生活に整えていく方が大事なんだと思いました。

 

年長さんや1年生からからどんぐりに取り組んでる方はこういった瞬間に多く出会うかも知れませんが、息子は3年生から始めたので、4年の終わり頃のこの時が初めてでした。

 

やっぱりどんぐりって面白いし、奥が深い...

どんぐりがあれば、家庭で学力をつけられます。

その事をみんなに知って欲しいな~と思っています。

 

ちなみにこれが今回の記事の作品です。

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